最近、気になっている事があります。通勤途中に河を渡るのですが
天気の良い日には、ほぼ毎日河の中の同じ場所に立ちこんでいる
方が見えるのです。
堰堤の近くですから魚釣りでしょうが、何をしているのかと無性に気
になってしまいます。
こんにちは、滝本康秀です。
私も妻も本を読む機会が多いので書棚はもう本来の意味をなさなく
なってきております。「そろそろ、断舎利だな」と常々思っているわけ
ですが、この文庫本だけは、と言う本があります。
「鬼平犯科帳」 池波正太郎 です。
言わずもがな、有名な本ですが有名なのにはそれだけの意味があり
ます。この本はいわゆる池波さんが考える日本の「粋」な事が凝縮され
ており、人間とはなにか とのある意味での答えがこの本には含まれて
いると思います。その辺りの哲学書よりも哲学的だと思います。大げさ
かもしれませんがこの本に出逢えて人間的に一回り成長できたのでは
ないかと思っております。
「む、うめえな・・・」作中によく出てくる言葉なのですが、どういうわけか
私はすっかりこの言葉が気に入ってしまっております。使ってみたいので
すが、どうかしたの?と思われがちなので使うのを遠慮しています(笑)
食べ物の描写も鬼平さんの見所の一つです。普段飲まない日本酒が
無性に飲みたくなってみたり と 食べたい、飲みたい衝動にかられます!
私の中の名作の一つです。
秋の夜長に。カフェのお供に。是非とも!!
